群馬大学医学部附属病院臨床研修センター

メッセージ・インタビュー

堀込 瑛介
(16期生/研修医2年目)

見学・資料申込
採用試験申込(初期)

群大病院を志望した理由を教えてください。

研修先を決めるにあたりCommon diseaseを重点的に学ぶか希少疾患まで幅広く学ぶか皆さん悩まれるかと思いますが、私は初期研修から幅広く症例を経験したいと考えました。当院は大学病院だけあって診療科が充実しており、県内の希少な症例が集まります。また、私自身人間関係の構築が得意ではないため、出身大学なら学生実習からお世話になった顔馴染みの先生と仕事することができ、ほとんど知らない先生方に囲まれて仕事するよりは安心して研修に専念できると考え当院を選びました。

これまでにどのような研修をされて、実際にどのようなことが身についたかを教えてください。

学生時代からがんに興味があり、将来はがん治療に携わりたいので、初期研修でもがん治療を行う診療科を中心に研修しています。それぞれのがんの転帰を経験し、どのタイミングでどのような治療介入をすべきかなどを学ぶことができました。また、手技においても指導医が積極的に機会を与えてくださり、大変充実した研修生活を送っています。大学病院の研修への印象の一つである「雑用ばかりの研修」という印象は感じません。

指導医の先生方の雰囲気やおすすめの研修内容を教えてください。

大学病院だけあって指導医の数は豊富です。手技においてその経験が浅い場合には指導医がついてくださります。手技施行中にご助言を、施行後にはフィードバックをいただき、経験するごとに着実に実力がつき学習意欲が高まります。また、月1回レジデントセミナーが開催され、志望科にかかわらず普遍的に必要な知識を各専門領域の第一線で活躍されている先生方からご教授いただけます。貴重な経験であり、教本で半ば鵜呑みにしていた知識もこのセミナーで理解を深めることができました。

研修医同士の雰囲気、交流などを教えてください。

学生時代の友人と研修先が別になり、入職して1週間くらいは少々寂しい思いをしていましたが、それも束の間。あっという間に同期と仲良くなり、週に1、2回飲み会を開くほどに。学生時代よりも呑んでいると思います(笑)。各診療科の研修で役立つことや愚痴などを気軽に共有できる同期がいるのは大変心強いです。

群大で研修をしていて、良かったこと、うれしかったことなどを教えてください。

学生時代はバスケサークルに所属しておりましたが、運動音痴なためバスケの技術はとてもほめられるものではありませんでした。時は経ち1年目の呼吸器内科の研修でバスケサークルでお世話になっていたOBの先生に再びお世話になりました。2ヶ月の研修期間中に気管支鏡検査をシミュレーターから練習し最終的には実際の患者さんで“大変ゆっくりではありますが”各気管支をすべて検索することができるようになりました。検査施行後にOBの先生からいただいた「素晴らしい」の一言は、5年以上お世話になっている中で自身の技術に対してその先生からいただいた数少ないほめ言葉であり大変うれしかったです。

群大病院の研修は、どんな人におすすめでしょうか。

当院の研修プログラムは柔軟さに優れています。年度初めに1年間の研修スケジュールが決まりますが、研修中にもっとこの領域の知識・技術を学びたいと考えた際、原則該当月の2ヶ月前までなら研修科変更が可能です。また、出産・育児などにも理解が深く、お子さんのいる研修医はお子さんの体調不良による早退や当直免除などが可能です。もちろん気兼ねなく。一方でハイパー志向の同期は研修科の病棟当直に加え三次救急指定である当院救急外来の休日当番を志願したり、普段は呼び出されない夜間緊急手術や緊急カテーテル治療の際の呼び出しを志願したりしてハードスケジュールをこなしています。同一研修施設内で研修スタイルがハイパーかハイポに偏らず、多岐にわたるのは全国的にも珍しく、これができるのは当院の研修プログラムの柔軟さと充実した設備があってこそだと考えます。ゆえに「こんな人におすすめ!」というよりは「ほとんどの人におすすめ!」です(笑)。

医学生の皆さんへのメッセージをお願いします。

群馬大学の学生並びに他大学の学生の皆さんも、自身が思い描く初期研修が当院で実現できるか、ちょこっと臨床研修センターに立ち寄ったり、よろしければ見学なさってご相談ください。
我々研修医や臨床研修センタースタッフが真摯に対応いたします。
お待ちしています。