臨床研修施設群型:050042101 | |
管理型臨床研修施設 | 群馬大学医学部附属病院 |
協力型臨床研修施設 | 埼玉県央病院歯科・口腔外科 前橋赤十字病院歯科口腔外科 公立藤岡総合病院 歯科口腔外科 伊勢崎市民病院 歯科口腔外科 |
研修協力施設 | 老年病研究所附属病院 |
研修期間は2年間とする。 |
歯科医師臨床研修の目標は,社会人としての常識,良識を身につけた上で,患者中心の全人的医療を理解し,すべての歯科医師に求められる基本的な診療能力(知識,技能,倫理および態度)を習得し,生涯研修の第一歩とすることである。
本学医学部附属病院における卒直後歯科臨床研修は,卒前教育で学んだ基本的な知識を駆使し,技能に習熟するとともに,それらを統合した倫理観に富んだ全人的歯科医療を提供しうる「資質の高い歯科医師の養成」ならびに「全身を診ることができる歯科医師の育成」を目標にしている。
1年次を本学医学部附属病院歯科口腔・顎顔面外科において研修を行い,2年次の3か月間を本学医学部附属病院麻酔科蘇生科,3か月間を協力型臨床研修施設において研修を行う。
2年間の初期研修修了後は,(社)日本口腔外科学会認定医・専門医取得を目標とする後期研修,あるいは学位取得を目標とする大学院入学など,口腔外科を専門とする歯科医師を養成する。
研修プログラム責任者 | 役職:教授 氏名:横尾 聡 臨床経験年数:33年 |
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副研修プログラム責任者 | 役職:講師 氏名:小川 将 臨床経験年数:14年 |
研修管理委員会委員長:総括責任者 | 齋藤 繁 (医学部附属病院長) |
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臨床研修センター長 | 池田 佳生 |
臨床研修副センター長 | 菊地 麻美 |
研修プログラム責任者・指導歯科医 | 横尾 聡 (歯科口腔・顎顔面外科 教授) |
副研修プログラム責任者・指導歯科医 | 小川 将 (歯科口腔・顎顔面外科 病院講師) |
指導歯科医 | 高山 優 (歯科口腔・顎顔面外科 助教) |
指導歯科医 | 武者 篤 (重粒子線医学センター 助教) |
指導歯科医 | 金 舞 (歯科口腔・顎顔面外科 助教) |
指導歯科医 | 淺見 拓哉 (歯科口腔・顎顔面外科 助教) |
指導歯科医 | 山口 高広 (歯科口腔・顎顔面外科 助教) |
協力型研修施設・指導歯科医 | 野原 通 (埼玉県央病院 歯科口腔外科部長) |
協力型研修施設・指導歯科医 | 栗原 淳 (前橋赤十字病院 歯科口腔外科部長) |
協力型研修施設・指導歯科医 | 清水 崇寛 (公立藤岡総合病院 歯科口腔外科医長) |
協力型研修施設・指導歯科医 | 小杉 謙介 (伊勢崎市民病院 歯科口腔外科主任診療部長 ) |
研修協力施設・指導歯科医 | 福士 宙之 (老年病研究所附属病院 主任歯科口腔外科医長) |
外部委員 | 森島 愛一郎 (群馬県歯科医師会専務理事) |
事務部門責任者 | 安部 則行 (群馬大学昭和地区事務部長) |
当院の理念の理解の下に研修を行う.
大学病院としての使命を全うし、
国民の健康と生活を守る。
安全・納得・信頼の医療を提供する。
次代を担う人間性豊かな医療人を育成する。
明日の医療を創造し、国際社会に貢献する。
医療連携を推進し、地域医療再生の拠点となる。
研修歯科医は,大学附属病院指定の臨床研修歯科医手帳に研修内容を記録し,1年次および2年次の終了時期(1月末日を予定)に,ケースカード,レポートとともに顎口腔科学歯科医師臨床研修委員会へ提出すること.
研修記録の記載には指導歯科医の指示にしたがって,誤りのないように注意すること.
今後,この臨床研修プログラムをより良いものにするため,各自が記載した各研修項目の到達度を参考にし,内容の追加・変更していくことを考えている.そのため,臨床研修内容の自己評価,指導歯科医による評価は非常に重要な意味をもつ.また,追加すべきと考えられる研修項目があれば,余白等に記載すること.
3段階評価の項目は,
により記入すること([ ]は指導医評価の基準).
C 評価の場合,指導医と相談し,レポート,口頭試問,ケースの追加等にてB評価以上にするよう努めること.
本臨床研修歯科医手帳とは別に,研修歯科医は各自で自己研修記録ノートを作成すること.日々経験した症例や項目について記録し,毎日指導医のチェックを受けること.ノートの形式,記載法は限定しない.
研修歯科医は,日本口腔外科学会,群馬県歯科医学会等へ入会すること.その他「学会出席チェックリスト」に掲げる学会の中で,興味ある学会への入会を勧める.
また,各学会,研究会へは積極的に出席し,歯科・口腔外科医療に関する最新の知見を習得するよう努めること.
さらに,1回以上の学会発表,1編以上の論文発表を目標とする.
1年次は群馬大学医学部附属病院歯科口腔・顎顔面外科にて研修を行い,2年次は群馬大学歯科口腔・顎顔面外科での研修の他,協力型研修施設(埼玉県央病院・前橋赤十字病院・公立藤岡総合病院・伊勢崎市民病院)での研修(3ヶ月),麻酔科研修(3ヶ月)を選択できる.
「基本習熟コース」は,研修歯科医自らが確実に実施できることが目標となる.
「基本習得コース」は,臨床研修1年次修了後,早期に習熟すべき事項であるため,臨床において頻回に経験することが目標である.
【一般目標】
個々の歯科医師が患者の立場に立った歯科医療を実践できるようになるために,基本的な歯科診療に必要な臨床能力を身に付ける.
診療科 | ケース数 | ケースカード | レポート | ||
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見学 | 自験 | 計 | |||
レジン充填 | 4 | 2 | 6 | 2 | 0 |
インレー修復 | 4 | 2 | 6 | 2 | 0 |
歯内療法 | 4 | 2 | 6 | 2 | 0 |
歯周疾患治療 | 0 | 2 | 2 | 2 | 1 |
コア形成 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 |
Cr-Br | 4 | 1 | 5 | 1 | 0 |
義歯 | 3 | 1 | 4 | 1 | 0 |
普通抜歯 | 6 | 4 | 10 | 4 | 4 |
難抜歯 | 5 | 5 | 10 | 5 | 5 |
小手術 | 2 | 1 | 3 | 1 | 1 |
口腔外科疾患 | — | — | — | — | 6 |
計 | 32 | 21 | 53 | 21 | 17 |
【一般目標】
生涯にわたる研修を行うために,より広範囲の歯科医療について知識,態度および技能を習得する態度を養う.
1年次の「基本習熟コース」の内容を繰り返し習熟することにより,歯科医師としての基本診療能力(知識,技能,倫理および態度)の向上に努めること,さらに「基本習得コース」の内容に習熟し,倫理観に富んだ全人的歯科医療を提供しうる資質の高い全身を診られる歯科医師になることを目標とする.なお,協力型臨床研修施設(3か月),麻酔科(3か月)における研修も行う.
厚生労働省より通達のあった「歯科医師の医科麻酔科研修ガイドライン(新)」(平成20年6月9日付医政医発第0609002号・医政歯発第0609001号)に基づき,歯科医療の質および安全性の向上を図るため歯科医師が麻酔科蘇生科において研修を行う際のプログラムである.なお,本プログラムは,群馬大学医学部附属病院初期臨床研修プログラムに準じた内容であるが,原則として前半2ヶ月は歯科および口腔外科疾患患者に対して適用し,所定の方式により必要事項登録後,後半1ヶ月はガイドライン記載の研修項目と水準にしたがい医科麻酔科研修を行うものとする.