臨床研修センターへようこそ
群馬大学医学部付属病院 臨床研修センター長
池田佳生
これから初期臨床研修に臨む皆様にとって、研修施設の選定は最重要事項であると思います。初期臨床研修は、医師としての長いキャリアにおける礎となり、その後生涯にわたって研鑽をしていく専門領域に関わらず、医師としての姿勢や活動の確立にも大きな影響を与えることになると思います。
群馬大学医学部附属病院初期臨床研修プログラムは、「Flexibility(しなやかさ)」と「Firmness(確かさ)」をキーワードとして、各診療科や協力施設とも連携を取りながら、初期研修医の皆様が安心して研修生活を送れるようにしっかりとサポートを致します。また臨床研修センターにおいては、研修医室には各研修医に机が与えられ、豊富なシミュレータを備えたスキルラボセンターを活用することも可能であり、研修環境は整備されています。またアメニティーや福利厚生面での充実化も図られており、研修医の皆様にとても好評です。また、当院は大学病院として高度かつ先端的な医療を推進すると共に、医療の質と安全の向上、地域の医療ネットワークの充実にも取り組んでいます。全ての診療領域をカバーする診療科が構成され、各科においても経験豊富な指導医が揃っています。このような充実した指導体制の基で研修を行うことが、初期研修医の皆様には特に重要であると確信しています。
さらに初期臨床研修修了後は、シームレスに当院の後期専門研修(専攻医)プログラムに進み、専門領域の診療手技を磨いてご自身のキャリアパスへ邁進することができるのも、当院での研修の大きな利点であると思います。2018年度にスタートした新専門医制度のもと、基本領域専門医(19領域)の取得が可能なプログラムを提供しており、基本領域専門医取得後のサブスペシャルティ専門医(24領域)研修を支援しています。2021年3月には、新専門医制度に基づくプログラムの最初の修了認定も行われました。このような臨床研修をめぐる大きな変革にも柔軟に対応し、研修医・専攻医の皆様が安心して充実した研修ができるよう、各部署の皆様と協力しサポート体制を構築しています。皆様と一緒に研鑚していけることを今から心待ちにしています。お気軽に臨床研修センターにお声がけをいただけましたら幸いです。